生前整理・遺品整理などは一生に何度も行う事はありません、その時に誰にお願いしたらいいのか、費用はどの位かかるものなのか、など分からない事が多すぎて失敗につながるケースがあります。今までお問合せや相談されて来たお客様が経験した失敗例を参考にご紹介いたします。
〇 整理業者選び
まず業者選びが大切です、業者で決まると言っても過言ではないと思います。なぜなら遺品整理で すと知識も経験も少ない整理業者や作業費が安すぎる業者に任せると全てごみとして処分されてしまいます。遺品整理は不用品整理ではありません、大切な遺品・思い出の品・現金・書類・貴金属・通帳・印鑑・写真などを処分されてしまうと二度と帰って来ることはありません、ですのでホームページなどで探す際に所在地の確認・電話番号(固定電話であるか代表電話が携帯番号でないか)・経験年数・作業事例などを調べて信用のおける会社を選ぶようにしてください。
〇 必ず相見積りを2社以上から取る事
初めての生前整理・遺品整理で、作業費用の相場が分からないのは当然の事です、ホームページなどで業者を探される方が多いと思いますが,必ず2社以上から見積りを取るようにしてください。電話でお見積りを依頼する際に「相見積りですがよろしいですか?」の一言を言ってください、その言葉で他社に負けたくない精神が働くものです。また安すぎる業者もNGです、、短時間で終わらせたい為大事な仕分け作業がおろそかになり本来の{大事な物を残す}ができません。作業時間の7割が仕分けに時間がかかります、大切な物(遺品)・可燃物・鉄類・陶器・紙類・家電などを分別し袋詰めをしていき、最後に市町村のクリーンセンターに運搬してもらうのが流れになります。私も今までの経験の中での相見積りでビックリした見積り金額をお客様に教えてもらったことが有ります、人件費や処分費を計算してもそれより安い見積り金額で、何処でゴミを処分しているのかを聞きたいくらいでした。
ゴミの処分の仕方にもルールがあります、各市町村でルールは違いますが、和歌山市では整理業者が直接クリーンセンターに運搬処分できない決まりになっており、必ず現場に和歌山市指定の一般廃棄物収集運搬許可を持つ業者に引き取りに来てもらいます、その時マニュフェスト(何時・何処で・誰のゴミ)を発行してもらいます。すなわちマニュフェストの控えをお客様に渡せない整理業者は
不法投棄をしている事になりますので必ずマニュフェストの控えをもらえるのかを見積時に聞いてみてください。(不法投棄は犯罪です、お客様にも迷惑がかかる恐れがあります)
また相見積りの業者選びで気を付ける事があります。マッチングサイト内での相見積りです。探すにはすごく便利なサイトですが、そういったサイト内で相見積りをすると1割から3割、通常料金より高くなるおそれがあります。マッチングサイトはお客様に整理業者を紹介することが目的で、管理者が各都道府県の整理業者を集め紹介し手数料をもらって運営しています、ですので整理業者が紹介料を通常見積り金額に加算しないと利益が落ちる事になります。ですが、そういったサイトが悪いわけではなく、サイト内での相見積りは意味のない事になりますが、サイトに加盟していない整理業者を交える事で相場が見えてくると思います。
以上、生前整理・遺品整理の失敗しない方法(業者選びと料金編)をお伝えましたが、冷静に考えたらお分かり頂ける内容だと思います。急なお別れであまり考える余裕がない、施設に入居の際、現在賃貸物件に住んでおり今月中に退去しないと家賃が発生してしまうなど余裕のない立場になれば誰でも失敗するケースが増えてきます。お身内・友人などに相談され色々なアドバイスを頂く事で良い整理が出来ると思います。
2025年3月の一覧
うつと片付けられない問題の関係とは?原因と解決策

部屋が片付かない。
その原因が、もしかしたら「うつ」にあるかもしれません。
毎日を過ごす空間が散らかったままでは、心にも負担がかかり、さらにうつ状態を悪化させる可能性も。
今回は、うつと片付けられない問題の関係性、そして解決策をご紹介します。
片付けられない問題の原因を探る
うつ病と片付けられない行動の関係性
うつ病は、意欲の低下や集中力の減退といった症状を引き起こします。
そのため、片付けに必要なエネルギーやモチベーションが不足し、部屋が片付かなくなるのです。
さらに、うつ状態では、小さなことでも大きなストレスに感じやすいため、片付け作業自体が負担となり、先延ばしにしてしまうという悪循環に陥るケースも多いです。
これは決して怠けや甘えではなく、病気による症状の一つであることを理解することが大切です。
その他の精神疾患との関連性
うつ病以外にも、ADHD(注意欠如・多動症)、自閉スペクトラム症、強迫性障害(特に強迫性貯蔵症)、統合失調症といった精神疾患が、片付けられない問題に関係している場合があります。
これらの疾患では、整理整頓能力の低下や、不要な物を捨てられないといった症状が見られることがあり、結果的に部屋が片付かなくなります。
生活習慣や環境要因の影響
生活習慣や環境要因も、片付けられない問題に影響を与えます。
不規則な生活、睡眠不足、栄養不足などは、集中力や意欲を低下させ、片付けを困難にします。
また、住環境が狭かったり、収納スペースが不足していたりする場合も、片付けが難しくなります。
さらに、過去のトラウマやストレスフルな環境も、片付けられない行動につながる可能性があります。

うつで片付けられない状況からの脱却方法
セルフケアによる改善策
まずは、自分自身でできるセルフケアから始めましょう。
小さなことから始めることが重要です。
例えば、毎日5分間だけ片付ける、一つの引き出しを片付けるなど、無理なく続けられる目標を設定します。
また、規則正しい生活、十分な睡眠、バランスの良い食事を心がけることで、集中力や意欲を高めることができます。
さらに、気分転換になるような趣味や活動を取り入れることも効果的です。
軽い運動や散歩なども、心身をリフレッシュさせるのに役立ちます。
専門家への相談と治療の重要性
セルフケアだけでは改善しない場合、精神科医や心療内科医への相談が重要です。
専門家は、状態を正確に診断し、適切な治療法を提案してくれます。
うつ病やその他の精神疾患の治療には、薬物療法や心理療法などが用いられます。
専門家のサポートを受けることで、症状の改善だけでなく、生活全般の質の向上にもつながります。
早期の受診が、回復への近道となります。
周囲への相談とサポートの受け入れ方
家族や友人、信頼できる人に状況を伝え、サポートを求めることも大切です。
一人で抱え込まず、周囲の協力を得ることで、心の負担を軽減し、解決策を見つけやすくなります。
また、必要に応じて、地域包括支援センターや精神保健福祉センターなどの専門機関に相談することもできます。
これらの機関では、相談や情報提供だけでなく、具体的な支援サービスの紹介なども行っています。
周囲の理解とサポートは、回復への大きな力となります。
まとめ
今回は、うつ病と片付けられない問題の関係性、そして具体的な解決策について解説しました。
焦らず、少しずつ改善していくことを心がけましょう。
当社では、遺品整理・不用品回収を承っております。
和歌山地域で片付けについてお困りの方は、お気軽にご相談ください。